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ホットスポット

2025年03月05日

現在放送されているバカリズム脚本のドラマ「ホットスポット」にはまっている。

大まかなあらすじは、主人公(市川実日子)は富士山の麓の地域に住んでおり、近隣のホテルで働いている。そのホテルの同僚の高橋さん(東京03角田晃広)が実は宇宙人であるという内容だ。

このあらすじを見ると壮大SF劇が繰り広げられそうに感じられるが、全くそのようなことはない。ただただ主人公の日常が描かれており、その中で起きる小さなトラブル(バレーボールが体育館の天井に挟まった、自転車が盗まれた等)を宇宙人の高橋さんが持っている人間より少し優れたパワーで解決してくれるという内容だ。

高橋さんが宇宙人であることは主人公の周りの人たちにばれてしまっていくのだが、その各々の反応が多様で面白い。その中でも印象的だったのが主人公の幼馴染(木南晴夏)にうっかり高橋さんが宇宙人であることを喋ってしまったときだ。その幼馴染はびっくりするかと思ったが、あっさりと高橋さんが宇宙人であることを受け入れた。主人公が何でびっくりしないのかと質問すると、自身の親が九州出身でその距離が遠いバージョンってことでしょ?とのこと。

その幼馴染のように自分と違う人のことを受け入れ、共存していける人もいれば、受け入れられない人もいる。現代でよく議題に上がる一つともいえる、多様性との向き合い方を宇宙人という非常に突飛な存在を通して示しているように感じた。今後の展開にも注目していきたい。


Y.M 神奈川県出身 趣味:旅行